2022年11月16日更新
女性の健康と美容にとって
強い影響力を持つ「女性ホルモン」。
「そもそも女性ホルモンってどんなもの?」
「ホルモンバランスが乱れるとどうなるの?」
と私自身もよく理解していませんでした。
今思えば肌荒れやシワが悪化してしまった
原因の1つかもしれません。
肌と密接に関わっている女性ホルモン。
美容だけではなく健康にも大きく関わる
女性ホルモン。
そんな女性ホルモンについて、
今回の記事では解説していきます。
目次
女性ホルモンと美肌の関係
肌のエイジングサインともいわれる
しみ、たるみ、しわなど、
年齢とともに女性を悩ませる存在です。
これらのエイジングサインの出現は
30代から徐々に減り始める女性ホルモン
と密接に関わっていると言われています。
私自身、
肌の老化が加速し始めたのは
30代に入ってから…
この年代にいろいろな化粧品を試しては
肌荒れを繰り返していました。
美しい肌を保つためには、
エイジングサインと女性ホルモンの関係を
理解しておくことが一番の近道だと痛感
しています。
2種類の女性ホルモン
女性ホルモンがどのようなものか、
女性ならではの体のしくみについて、
ご説明します。
女性の体の周期や成長に関わるホルモンは、
体内に分泌され、様々な器官や組織を
コントロールする物質です。
その中でも女性ホルモンは、
女性らしい体つきを作り出すことや
女性の健康や心を健やかに保つ働き
を担っています。
その女性ホルモン
「エストロゲン」
と
「プロゲステロン」
という2種類があります。
それぞれが月経と連動して、
一定の周期で分泌量が増減します。
それぞれのホルモンの特徴について、
詳しく見てみましょう。
エストロゲン
エストロゲンとは卵胞ホルモンで、
- コラーゲンの生成を促す
- 女性特有の丸みを帯びた体をつくる
- 肌や髪のハリや潤いを司る
- 骨密度など女性の体全体の健康を支える
などの役割があります。
自律神経にも働きかけるため、
血管、骨、関節、脳などを健康に保つ作用
もあります。
体のみならず、
心の健やかさにも作用するホルモンです。
過剰になりすぎると、
乳がんや子宮体癌のリスクが高まるため、
分泌量が多ければ良いというものではありません。
プロゲステロン
プロゲステロンとは黄体ホルモンで、
- 基礎体温を上昇させる
- 子宮内膜や乳腺を整える
など健全な妊娠維持に必要なホルモン
として知られています。
PMS月経前症候群を引き起こすことや、
むくみなど生理前に体の変化が訪れるのは、
プロゲステロンの作用といわれています。
「ホルモンバランスが乱れる」
という表現はこの2つのホルモンの分泌が
正常に行われないことです。
増減のサイクルが変化することや、
加齢などによって分泌量が減ることで、
異常を来すのです。
そしてこの「ホルモンの乱れ」は、
女性の体と心にさまざまな影響を
及ぼしてしまうので要注意なのです!
基礎体温表をつけると分かりやすい
「自分のホルモンバランスは乱れていないだろうか?」
きっとあなたも気になると思います。
把握するためには基礎体温表をつけること
をまずはお勧めします。
基礎体温は、
起床後すぐに横になったままで計ってOK。
毎日同じ時間帯に計りましょう。
今の時代は、
スマートフォンのアプリで簡単に基礎体温
を管理できますのでお勧めです。
女性ホルモンの分泌が
正常なリズムで機能している場合は、
体温は生理の開始から排卵日までの低温期
(28日周期の人だと通常14日ほど)
それ以外の高温期の二層に分かれます。
約1ヶ月の周期の中で、
全体的に二層に分かれていないときや、
一定の体温の周期や持続期間が乱れている場合、
ホルモンバランスの乱れが疑われます。
ホルモンバランスの乱れが原因でおこる症状
では、
ホルモンバランスが乱れることで、
あなたの身体にどんな影響があるのでしょうか?
一般的に様々な症状に結びつく
と考えられています。具体的には、
- 頭痛
- 便秘
- 不安感
- むくみ
- 攻撃的になる
- 肌荒れ
あなたも経験あるかもしれませんね。
女性独特の諸症状
女性ホルモンの乱れによって、
女性が一番気になるのが、
女性独特の諸症状ではないでしょうか。
生理不順、不正出血、不妊などです。
生理中に分泌される
プロスタグランジンというホルモンには、
痛みや炎症を引き起こす作用があります。
このホルモンが通常より分泌されると、
強い生理痛を引き起こします。
ホルモンバランスの乱れることで、
- 生理周期の乱れ
- PMS(月経前症候群)
- 頻発月経、
- 無月経
- 子宮内膜が刺激されてしまうことでの不正出血
- 不正出血が長引く
などの諸症状が現れます。
また子宮内膜症など日常生活に支障を起こす
ことも多く要注意です。
そして、卵子の排卵や着床が困難になり
妊娠しづらくなるケースもあり、
女性にとって深刻な問題につながることもあるのです。
自律神経失調症などの体調不良
女性ホルモン分泌の指令を出す脳の部位と
自律神経をコントロールする部位は近い場所
にあります。
そのため、
ホルモンバランスの乱れは、
自律神経の乱れにもつながります。
自律神経は、
体内の内臓の動きなどをコントロールする
役割があるのです。
これが乱れることにより、
頭痛、動悸、めまい、のぼせや多汗、手足の冷え
便秘、腰痛、肩こり、イライラ感、不安感、不眠
などさまざまな症状を引き起こします。
40代以上の女性によく見られる更年期障害も、
ホルモンバランスの乱れに大きく起因しています。
これらの症状を放っておくと、
鬱病など精神的な症状へ発展してしまう
こともあります。
身体や心に不快な異変を感じるときは、
その原因の一つとしてホルモン分泌が不安定に
なっている状態を疑ってみることも大切です。
肌荒れや大人ニキビなどを引き起こす
女性の肌は、
生理周期とホルモンバランスに大きく影響
されます。
皮脂の過剰分泌が起こり、
毛穴周りの表皮が厚くなって詰まりやすくなる
ことでニキビやくすみ肌になることがあります。
また、
エストロゲンがうまく働かないことによって
肌の潤いが生み出せなくなります。
結果、
肌のターンオーバーの乱れからバリア機能が低下し、
乾燥肌や敏感肌の原因になることもあります。
ホルモンバランスは、
健康のみならず美容面でも重要なファクター
であることがよく分かります。
ホルモンバランスを整える3つの方法
ホルモンバランスが乱れることでの
あなたの不調をお伝えしました。
デリケートな女性のホルモンバランスを
なるべく自力で自然に整えていく具体的な
3つの方法をご紹介します。
ホルモンバランスを整える方法①:食事の改善
たんぱく質(肉や魚、大豆)、野菜、炭水化物、
そして良質な脂質をバランスよく摂ることは
大切ですが、
「これを食べれば必ずホルモンバランスが整う」
というような特効薬と言える食材は
残念ながらありません。
しかし、
エストロゲンに似た働きをするとされている、
イソフラボンを含む食品を摂ることは大切です。
イソフラボンを含む大豆製品、豆腐、納豆、豆乳
骨量を補うカルシウムを含む小魚や牛乳、
腸内環境を整える食物繊維など
積極的に取入れるようにしましょう。
そして食事において何より大切なのは、
食事内容だけでなく適量をできるだけ
規則正しく摂ることです。
間食や過度なお酒の摂取もよくありません。
健康的な食事を心安らかに楽しく摂ること
を心がけてください。
ホルモンバランスを整える方法②:睡眠をしっかりとる
成長ホルモンのほか、
多くのホルモンは睡眠中に作らます。
セロトニンを増やし、
自律神経を正常化するために早寝早起き
をするように習慣をつけましょう。
質の良い睡眠も欠かせないポイントです。
遅くとも午後11時には布団に入り、
6~8時間の睡眠を取るようにしましょう。
睡眠は時間だけではなく質が大切です。
朝日光を浴びることで体内時計が整えられ、
自律神経を健全に機能してくれます。
深い睡眠を得るために大切なことです。
睡眠の数時間前には、
お風呂につかりリラックスしましょう。
睡眠前にはカフェインを摂ることや
スマホやパソコンを見ることを控えること
も質の良い睡眠を導くために大切です。
ホルモンバランスを整える方法③:適度な運動
食事、睡眠に加え、適度な運動も
血行や代謝を改善しホルモンバランスに
よい影響を与えることが期待できます。
過労やストレスと
ホルモンバランスの乱れは密接な関係
にあり相互に作用します。
そのためにもリラックス効果のある
- ぬるめのお湯で半身浴
- アロマで心を落ち着かせる
- 軽めの運動
- マッサージ
- ヨガ
- ストレッチ
など
ゆったり体を動かし深い呼吸ができる
エクササイズなどがおすすめです。
私としては特にヨガがお勧めです。
デスクワークが続くときなどは、
1時間に1回ほど立ち上がって伸びを
しましょう。
軽く体を動かすことは、
腰痛や肩こりの防止だけでなく
自律神経を整える意味でも有効です。
自分をいたわりながら、
心と身体を休めてあげることも必要
なのです。
また私がお勧めする
身体を温める温活もお勧めです。
ホルモンバランスが乱れた場合のスキンケア
ホルモンバランスの乱れは
肌トラブルに結びつくことがあります。
乾燥やかゆみ、肌のべたつきなど
お肌の些細な信号に注意してください。
生理前から生理期間中は、
新しい化粧品を試したり顔を剃りをする
ことは避けましょう。
肌に何らかのトラブルが起こったら、
いったんメイクやスキンケアを中止
してください。
肌断食として、
ぬるま湯洗顔とワセリンだけ使用し
自分本位の肌状態を見つめ直しましょう。
ホルモンバランスの乱れは、
肌のバリア機能を弱め乾燥や敏感肌などに
なりやすい傾向があります。
そうした症状を感じたら、
まずは保湿対策をすることが大切です。
ヘパリン類似物質やアミノ酸、セラミド、
ヒアルロン酸などの保湿成分を含むスキンケア商品や
ヒト幹細胞美容液で補うこともお勧めです。
基礎化粧品を見直すのもひとつの方法です。
お使いのスキンケアアイテムの1つから
変えてみるのもいいかもしれませんね。
化粧水をしっかり浸透させて保湿し、
乳液、クリームなどは肌の状態に合わせて
日々変えてみることでトラブルが改善される
こともあります。
ホルモンバランスの乱れは、
女性の美容と健康にとって大きなデメリット
につながります。
より質の高い食事、睡眠、日々のスキンケアなど、
生活を見直すきっかけにしてくださいね。
私自身が更年期真っ只中…
ホルモンバランスを整えることが
重要であると理解していますが、
なかなか難しいと感じています。
だからこそどう向き合うか
自分をいたわりながら心と身体を休めてあげる
ことも必要ですね。
コロナ禍ということもあり
まだ思うように外出出来ない昨今…
ストレスを溜め込んでしまいがちですが、
そんなときだからこそ、温める温活エステで
心地よく癒されるエステをご体感ください。
ご予約はLINEが便利です。
ご予約はLINEが早くて便利!
※上記ボタンをタップしてaoとともだちになり、トーク機能でお話しかけ下さい。